LED蛍光灯の明るさから選ぶ

照明機器の明るさを示す単位としては「ルーメン(lm)」が有名だ。この値は「全光束」とも呼び、照明機器あるいはランプが放つ光の量を表す。一般的なオフィスでよく使う40形の直管形蛍光灯なら全光束の値は3600lm程度だ。
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 LED照明を導入するときにこの値だけを見て、同じ性能を発揮するものを求めようとすると失敗することが多い。LED照明に入れ替える最大の理由は消費電力量の削減なのだから、消費電力量も考えなければならない。
というわけで、LED蛍光灯 を選ぶとき、明るさの裏側、消費電力量に注意しなければなりません。
 消費電力の値もカタログを見れば書いてある。しかし、大切なことは消費電力の値と明るさを示す全光束の値を合わせて考えることだ。この時に役に立つ指標がルーメン/ワット(lm/w:ルーメン・パー・ワット)である。

 ルーメン/ワットは、消費電力1W当たりの光の強さを示す。いかに少ない電力で明るい光を効率良く得られるかを表す指標とも言える。ルーメン/ワットは、光源の全光束(ルーメン)を定格消費電力(ワット)で除算することで求められる。例えば40形の直管形蛍光灯の消費電力を40Wと考えてみよう。全光束の値は先に述べた例を利用して3600lmとする。計算すると、

 3600÷40=90

 となり、40形の直管形蛍光灯は90lm/Wということになる。

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